ヘメロカリスの長所と緊急対策
暑さ、寒さに強く、乾燥、湿気にも強い点がヘメロカリスの長所です。日本の気候風土に適したバラエ
ティに富んだ美しいお花です。また、もう一つの長所として、一日花であるという点が挙げられます。
どんなに強い雨・風にうたれても、毎朝きれいに咲いてくれます。一日花ですので、大株にして沢山の
お花を咲かせるのが一番の観賞方法です。
ヘメロカリスの緊急対策として、肥料の与えすぎで弱った株は第一に葉を株元より切り捨て、窒素成
分を取り除きます。また、スコップで根を断根することで栄養の吸収をストップする事ができ、
ヘメロカリスはまた、緑の新芽を伸ばして元気に成長してくれます。日本古来のユウスゲやニッコウキ
スゲのように、自然の状態により近く育てるのが最適です。ヘメロカリスの大の苦手は、栄養満点の
活力肥料の与え過ぎなのです。
ヘメロカリスの特性
ユリ科のキスゲ属であるヘメロカリスは、東アジアや日本にもあるノカンゾウやヤブカンゾウが原種で
す。またニッコウキスゲやユウスゲなどと同じ仲間です。美しい一日花なので欧米ではデイリリーとも呼
ばれていますが、語源はギリシャ語のヘメロ・カリスが由来と言われています。年々大株になり花期も長
く沢山のお花を楽しむことができます。非常に強健な宿根草ですので、ヘメロカリスの栽培は容易です。
連作障害の心配や温度管理の必要がなく、地植えで放任栽培ができます。種類も豊富で、ミニチュアサ
イズのお花は鉢植えにしてベランダで楽しむのには最適です。ヘメロカリスのすばらしい特徴の一つは、
秋に返り咲きをする品種が多いことです。日本のつゆ空を明るく演出してくれる、貴重なヘメロカリスは
アメリカでは大人気のお花です。
色とりどり
のエッジはフリルやレースで、ますます、数多くの改良家の方たちが美を競い合ってお
り。最近は白に近い品種も発表され、ブルーもフリルや花の中心
部には見られるようになりました。そのうちにピュアなホワイトやスカイブルーのような夢のお花が出現
すると思われます。
ヘメロカリスの栽培と管理
東アジアが原産で、日本では南は沖縄から北は北海道までヘメロカリスは栽培可能です。沖縄では
昔は宮廷でのお料理としてヘメロカリスを楽しまれていました。現在も人々の家庭料理として愛されてい
るのです。ヘメロカリスはおいしく食べられて、美しく観賞でき心まで癒される最高のお花です。
バラやアイリス、クリスマスローズ等も島国の日本には外国より素晴らしい種類が伝わり、今や日本の人々を虜
にし、愛好家のガーデンの定番となっております。ヘメロカリスの美しいオーラは全国津々浦々に八尋の
ごとく愛されいずれガーデンの主役として、なくてはならない存在になると思われます。
この宿根草は和風、洋風のどのお庭にもよくマッチし、人々の朝に清々しい癒しとパワーを与えてくれる
お花なのです。何役もこなしてくれるヘメロカリスは、本当に素晴らしい愛すべき宿根草です。
ヘメロカリスの栽培をするうえで一番重要なことは、あまりアレコレと手をかけずに、大自然のなかで
楚々と可憐に咲くキスゲのように育てますと、大変美しく輝くように咲きます。ヘメロカリスは元来強健な宿根草ですので、無肥料の土で育てた
ヘメロカリスは花ショウブのように腰水にしても、日本の暑い夏も乗り切り元気に育つことがわかりました。
ところが、バラやボタン野菜等に最良の活力肥料や活力堆肥を与えたり、または肥料過多になった
ヘメロカリスは地植えにしても日本の蒸し暑さに耐えられずに、次から次へと倒れてしまいました。
したがって、このようにヘメロカリスは自然の状態に近いほど良好に育ち、肥料や堆肥のあげすぎは
禁物なのです。肥料過多で免疫力が失われたヘメロカリスは、各種、病害虫がつきやすくなりますの
で、注意が必要です。
ヘメロカリスの株分け等は、開花時でもよいですが、一般的には秋の10月がベストです。寒い東北や
北海道では、9月の上旬がよいと思われます。ヘメロカリスの植えかえ時は必ず葉を半分位に切りつめ
てください。活着が早いです。
暑い日本の夏にはヘメロカリスもカルシウム不足になり、体力が衰えます。よって有機のカキガラ石灰
等でカルシウムを補給しますと、元気を取り戻します。ヘメロカリスは一日花ですので朝開いて夕刻には
閉じます。くもり空の日には夕方まで綺麗に咲いていますが、暑い日は午前中のほうがステキです。カメ
ラをお持ちの方は9時から10時がおすすめです。
ヘメロカリスは植えつける土質や場所を選びません
から、半日陰でも綺麗に咲いてくれます。花もちがかえってよいと思われます。また、鉢やプランターで
の栽培が簡単にできますので、ベランダや玄関においても素敵に観賞できます。
ヘメロカリスを鉢やプラ
ンターで栽培するには、肥料とお水が必要となります。1週間位旅行等で不在にしても、日陰に置きたっ
ぷりお水をあげておきますと喜んであなたの帰りをヘメロカリスは待っていてくれますよ。
よってヘメロカリスはカラカラに乾いた状態で、送ってくださるほうがベストであって心配なく必ず
活着をいたします。丈夫で、美しく楽に栽培できるヘメロカリスは、心も癒してくれる本当に素晴らし
い宿根草なのです。私は大好きです。
ヘメロカリスと当園について
・大株のオンリーワンを見つけてください。(早いもの勝ちです。)
・ヘメロカリスの多種多様について
サイズは 可愛いミニチュア(3cm前後)〜ゴージャスな大輪。(15cm前後)
形は ダブル(八重咲き)・スパイダー(ユリ咲き)・セルフ(単色咲き)。
エッジ(フチ)がフリルやレース咲き・バイカラー(2色咲き)などなどあります。
色は ピュアなホワイト・ブルー以外はすべての色彩があります。
開花期は 早咲き・中咲き・遅咲き・返り咲き(2季)などなどあります。
定植期は 開花時と秋(9月〜10月)がベストです。
*ステキなお花を、花付大株でゲット!
・優雅で美しい夏の貴婦人ヘメロカリスは妖精のようにエレガントでバラとユリと洋ランをミックスしたような魅力です。
・ヘメロカリスは別名パーフェクトプランツと呼ばれ性質強健、楽々放任栽培。(トゲもなく、1年中戸外でOKです。)
・ヘメロカリスは小輪を除いて、ほとんど大輪です。(10cm〜15cm)
・鉢植・プランター・地植え、どちらも最適でステキ!!
・ヘメロカリスは一日花なので、デイリリーと呼ばれていますが、年々大株になりたくさんのお花を長く観賞できます。
*(雷の時は一時、TEL・FAXが不通になります。ご了承下さい。)
オープン期間・最盛期
(6月中旬〜7月中旬) 天候により多少前後致します
(AM 9時〜PM 4時) 午前中のお花がステキ!!